さわし柿

今日から11月。

今年も残すところあと2ヶ月になりました。

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家内の友人から沢山の柿(渋柿と甘柿)をいただきました。

数としては大小合わせて150個くらいはあるでしょうか。

 

沢山の柿をくださった○○○さん!

ありがとうございました!


 新潟県では、渋柿を干し柿や焼酎で渋抜きした醂柿(さわしがき)として食べています。

「醂す(さわす)」と言う言葉を調べると「柿の渋を取る、水に浸してさらす」と言う意味があります。

 

柿の渋みの正体は、タンニンという物質でポリフェノールの種類になります。

ポリフェノールには、大豆のイソフラボン、ワインやお茶のカテキン、ウコンのクルクミン、ゴマのセサミン等があり、健康に良いと言われてる物質が多数あります。

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 この溶け易いタンニンが舌の味蕾を刺激して渋く感じるので、難溶性の物質に変えれてやば柿の渋みは感じられなくなり、もともと柿自体に含まれている果糖やブドウ糖の甘さが引き立ってきます。

簡単に言うと、渋柿を焼酎で処理することで、柿の渋が取れ甘くて美味しいさわし柿ができます。

 

新潟県内ではとりたてて珍しい物ではありませんが、県外に出れば美味しいスイーツ?なので、群馬に住む従姉妹や家内の実家へあげようと思います。

但し、食べ過ぎると身体を冷やすと言われているので程々に。

 

昔の諺に

  柿が赤くなると医者が青くなる  

と言う物があります。
  柿の収穫の季節には、それを食べて病気にならず、医者がいらなくなるという意味です。
また、秋に柿が色づくころは気候がよくなり、病人が減るという意味にも使われているようです。

 

今回のさわし作業は全て家内の担当です。

が、一度に全部を処理してしまうと食べきれないと思うので、少し間を開けてさわし作業をする予定です。

 

今日の一日が、皆さんにとりまして、最良の日となりますように。