My「七味唐辛子」

自分は昔から辛い食べ物😭が大好きです!

以前は長野の善光寺にある唐辛子専門店に行って、世界に一つしかない調合の唐辛子を作ってもらっていましたが、コロナ禍になり遠出もままならない事態になりました。

ネットで注文すれば簡単なんですが、それでは面白くない。

だったら自分で作ろう!

と言う事で、My「七味唐辛子」を作りました。

余談ですが、7月3日は

                           「七味」の日

                                                だそうです。

では、1月3日は一味の日

                      にはなっていません。あしからず。

 

 

七味唐辛子の原料には下記のようなものが使われています。

 

1.赤唐辛子

辛みの主成分です。焙煎したものが用いられることもあります。

知り合いにいただいた唐辛子です。

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2.山椒

香りと辛み両方が特徴的です。

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3.陳皮

みかんの皮を乾燥させたもの。

爽やかな風味と色合いの元。

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4.柚子

柚子皮を乾燥させたもの。

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昨年の暮れに群馬県の従兄弟が送ってくれた柚子を乾燥させ、粉末にしたものです。


5.青のり

彩りには欠かせません。

今回は青のりが無いので、青粉で代用します。

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6.煎り胡麻

黒ごまや金ごまが用いられることが多いです。

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7.麻の実

ぷちぷちとした食感はこれが入っているから。

売っていません!手に入りません!


8.生姜

香りも辛みもあります。

乾燥して粉にした生姜です。

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9.ケシの実

香ばしさがあります。

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10.紫蘇

赤紫蘇や青じその葉を乾燥させたもの。

自宅で採れた青じそです。

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あれ、10種? そうなんです。

この中から7種使われていることが多いですが、もちろん全部使ってもokです。

むしろ七味唐辛子の味わいの個性はブレンドの割合で決まるといってよいでしょう。

 

『My七味』の作り方はとても簡単!


前に書いた、七味唐辛子の原料になるものの中からお好きなものを揃えてください。

今回は、麻の実は無いので使いません。

7種類揃わなくったって構いません。

まぁ! 唐辛子だけだと『一味』になりますが。

今回は九味唐辛子です!

 

作業としては、唐辛子に付いている汚れをキッチンペーパーなどで軽くふき取ったら、ヘタ、タネを取り除き、あとで細かくしやすいようにキッチンバサミで輪切りにします。

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細かくするにはすり鉢ですり潰してもできますが、なかなか細かい粒状にならず時間がかかるので、フードプロセッサーや小型のミルサーを使うと便利です。
あっという間に細かくなるので、粉状になったら完成です。

輪切りにした唐辛子は、細かくする前にフライパンで乾煎りしてやると辛さが増します。

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あとは材料を混ぜ合わせるだけの、簡単作業です。

それぞれの量はお好みで。

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辛いのが好きなら唐辛子をたっぷりどうぞ。

柚子を効かせた爽やかな風味にするのもいいですね。

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要するに粉になればいいのですが、あまり細かくしすぎると七味唐辛子の雰囲気じゃなくなるので、試しながらやってみてください。

特に胡麻はつぶしすぎると油がでるので後から加えてごく軽くするぐらいでOK。

今回、胡麻は粒のままいれました。

 

そして、作る時は粉が絶対に目に入らないようにくれぐれも注意をしてください。

 

使う材料とその割合で味はもちろん、できあがりの色も随分変わります。

 

七味は辛いものと思われがちですが、香り高い原料を多めに使って作っておくとたっぷり使えます。

薬味として使うだけでなく、下ごしらえにも七味を使っても良いと思います。

自分なりの新しいおいしさを発見してください。

ドレッシングやマヨネーズなどに混ぜても彩りと味が楽しめると思います。

そして、七味は乳製品との相性が良いので、クリームチーズやバターにまぶしたり混ぜたりしても!

 

京都の七味唐辛子の店で販売している、人気の七味ソフトクリームのように、アイスクリームにかけるのも意外だけれど、なかなか素敵なアクセントになると思いませんか?

 

自分好みのブレンドで『My七味』を作ったら、おいしすぎてあれにもこれにもかけたくなるかも!?

 

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自作の七味唐辛子をかわいい小瓶にいれて、ユニークなプレゼントとしても使ってみても良いかも。

興味のある方は、ぜひ試してみてください。

 

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早速、讃岐うどんに入れて実食!

ただ辛いだけではない、まろやかな辛さです。

柚子を多めに入れたので、良い香りです。

辛みはあまり強くはありませんが、美味しい七味唐辛子か出来ました✌️

辛い物があまり得意では無い家の奥さんの感想は?

美味しい!

と言う一言の評でした。

これ以上辛くするには、ハバネロを入れれば何とかなると思います。

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家にあるハバネロ

 

ハバネロはメキシコのユカタン半島発祥とされていますが、ブラジルやアメリカ、コスタリカなどの南米地域でも栽培が可能なうえ、日本でも少し栽培されています。

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通常の細長い唐辛子と比べると丸みがあり、辛みもさることながら、フルーティーな香りが特徴です。

唐辛子の辛さを示す数値に、「スコヴィル値」というものがあり、このスコヴィル値ハバネロの辛さを表すと、10万~35万スコヴィルに値し、国産の唐辛子が4万~5万スコヴィルということを考えると、いかにハバネロが辛いかが分かりますよね。

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最近までは世界一辛い唐辛子としてギネス記録にもなっていたハバネロですが、2006年以降次々とハバネロを上回る唐辛子が出回っており、このスコヴィル値が今後どこまで上昇していくのか少し楽しみですね。

 

最後に、御自身で唐辛子を作る時は、換気を良くして調理してください。

材料を揃えるのが大変だ!  という方には、楽天市場等でセットを販売しているようです。

 

今日の一日が、皆さんにとりまして、最良の日となりますように。