米粉とは?
米粉とは、お米を細かくして粉状にしたものです。
お米を粉状にすることで、普通に炊飯して「ごはん」として食べるのではなく、いろいろな使い方ができるようになります。
似たような物に、小麦の粒を粉にした小麦粉があります。
ちなみに、白玉粉や上新粉なども米粉の一種です。
白玉粉、もち粉、道明寺粉はもち米から作る米粉。
上新粉はうるち米から作る米粉です。
米粉そのものは日本では奈良時代から存在していたと言われていますが、最近、特に注目を集めるようになってきました。
小麦粉の代用品として、米粉を使うことが増えているようです。
アレルギーの人でも食べやすい
小麦粉にはたんぱく質の一種「グルテン」が含まれていますが、これはアレルギーの原因になることがある成分です。
グルテンのアレルギーを持つ人は、小麦粉を使った食べ物を一生、避け続けることになります。
例えば、パンやケーキ、カレー、麺料理など…。
これはとても辛く寂しい事だと思います。
そこで米粉の出番になります。
お米にはグルテンが含まれていないので、小麦粉を米粉に置き換えることができれば、食べられる物の範囲がぐんと広がると思いませんか?。
ダマになりにくい
米粉は小麦粉のように、カレーやホワイトソースのとろみ付けに使うことができます。
米粉は小麦粉と違い、粉をふるう必要はなく、泡立て器で混ぜるだけでOKです。
しかも、グルテンが入っていないため、小麦粉よりもダマになりにくいというメリットもあります。
米粉の作り方
材料(使用器材)
・米(米2合で、できあがりの米粉は350g程度)
・ボウル
・ザル
・ミルサー(またはフードプロセッサーなど)
・電子レンジ
(1)水に浸す
炊飯するときと同様に、あらかじめお米をよく研ぎ、お水に2時間以上浸しておきます。
米粉を作る前日から浸しておいてもOKです。
2)乾燥させる
浸水させておいた米をザルに上げ、半日からひと晩ほどそのまま置いて乾かします。
(3)水分を飛ばす
米の水分をしっかり飛ばすために、さらに電子レンジで加熱します。
米を指で押し、粒が潰れるくらいまで加熱をしましょう。加熱後はしばらく置いて米を冷まします。
※加熱時間の目安は、米2合なら500Wの電子レンジで1~2分程度ですが、レンジの機種やお米の量によって異なるので調整してください。
(4)細かい粉にする
ミルミキサーで細かく挽き、粉状にします。
一度に大量に入れるとミルサーに負担にかかり、刃が回らなくなることがあるので、数回に分けて挽くのがおすすめ。
ミルサーがなければフードプロセッサーやコーヒーミルで代用できます。
もしくは、すり鉢とすりこぎでもお米を砕くことができますが、
粒が粗くなりやすいので仕上げにふるいにかけて細かくするとよいでしょう。
米粉ができたら、グルテンフリーのパン🍞や米粉餅等に使ってください。
米粉餅の作り方については後日UP予定です。
こんな面倒をしなくても、スーパーに行けば米粉は売っていますが、わざわざ米粉を買うまでは?と思う方は、自分で作ってみては如何でしょうか。
今日の一日が、皆さんにとりまして、最良の日となりますように。