群馬県に住む従姉妹から、またまた手作りこんにゃくが送られて来ました。
ありがたいことです。
低カロリーで食物繊維たっぷり、ダイエットにもぴったりの“こんにゃく”は、古くから日本で親しまれてきた伝統の食べ物です。
日本でしか食べられていないイメージがありますが、現在では世界中から注目を集めている食べ物で、イタリアでは主食のパスタにも使われているそうです。
そんなこんにゃくですが、食べ方としては、
刺身こんにゃくやおでん、煮物がありますよね。
煮物を作る時に、味が染み込ませるのに時間がかかりに大変ではないですか?
そんなこんにゃくに、簡単に味を染み込ませる方法があります。
今日は短時間でできる、美味しいこんにゃくの料理についてです。
こんにゃくに味を染み込ませるためのポイントは、料理をする前に“砂糖”をこんにゃくに塗り込むこと。ポリ袋にこんにゃくと砂糖を入れて揉むことで、こんにゃく内の水分が砂糖に引き寄せられて、こんにゃくが脱水状態に。
その結果、よく味を吸い込むこんにゃくになります。
また砂糖で揉むとこんにゃく独特の臭みが軽減するという嬉しい効果もあります。
脱水状態になったこんにゃくは、コーヒーやハチミツレモンなど甘みのある液体に漬けこんで冷蔵庫で一晩おくことであっという間にデザートに大変身。茹でる必要もないので、お手軽デザートとして楽しめますよ。
今日は従姉妹の作ってくれたこんにゃくと、真空パックで保存しておいた群馬県産の真竹、新潟県長岡市栃尾の油揚げを使った甘辛煮を作ります。
全て、家にある食材を使った料理です。
先ずは、こんにゃくに竹串でつついて穴を開けます。
見た目を良くするのであれば、包丁で細かく切れ目(隠し包丁)を入れます。
100gあたり5g程度の砂糖と一緒にポリ袋にいれて2~3分間よくもみます。
煮物用
そのまま漬け込み用
食べやすい大きさに切ったこんにゃく。
煮物用
漬け込み用
砂糖を入れてよく揉みます。
そうすることで「こんにゃく」に含まれている水分が浸透圧によって「こんにゃく」の外へ出てきます。
煮物用
漬け込み用
これだけの水分が出ました。
この浸透圧は果実酒やジャムを作る時と同じ作用です。
こんにゃくから出てきた水は、そのまま料理に使ってもOKですが、匂いが気になるなら捨てて下さい。
その後、「こんにゃく」が浸る程度の醤油や麺つゆで漬け込み、冷蔵庫で3-6時間置くことで味が染み込んだ「こんにゃく」が出来上がります。
加熱の必要はありません。
麺つゆ(5倍濃縮)
砂糖漬けの終わったこんにゃく
麺つゆをひたひたに入れ冷蔵庫へ。
今回は真竹と油揚げを使った煮物と冷蔵庫での漬け込みの2種類を作りました。
材料(煮物)
こんにゃく : 700g(砂糖処理したもの)
手綱こんにゃくにしました。
真竹: 200g
栃尾の油揚げ: 1枚
だし汁 … 600ml
砂糖 … 大さじ9
醤油 … 大さじ7
酒 … 大さじ6
味醂…大さじ3
鷹の爪…2本(辛い食べ物が苦手な人は、使わなくてもOK)
にんにく : 適量
作り方
材料を全て圧力鍋に入れる。
圧力鍋にセットし、スープ、シチューで5分に設定。
セット完了。
あとはほったらかしです。
まだ、圧はかかっていません。
圧がかかりました。
圧が下がりました。
蓋を開けて煮込みます。
煮込み完了!
保存容器に入れ冷まします。
以上で完了!
煮込み料理が面倒という人は、是非、砂糖をもみ込んだこんにゃくの漬け込みを試して下さい。
火を使わないので、小さなお子さんと一緒に料理を楽しむ事が、できると思います。
今日の一日が、皆さんにとりまして、最良の日となりますように。