皆さんは酒粕はご存知でしょうか?
酒造りの工程で出る酒かすですが、今年は出来過ぎて困っていると言うことです。
中には無料で配っている酒蔵もあるそうです。
新潟市西蒲区にある酒造会社でお話しを聞くと、感覚的に2倍まではいかないけど1.5倍くらいは出てる気がします。
そこにあったのは約1トンの酒粕。
〈宝山酒造 杜氏 のお話し〉
「色が悪いんですが、カビではなくて麹が出す色素が出てきており、身体には悪くなくて食べられるんですけど、見た目が良くないので売りづらいものではあると言うこと。
蒸したコメを発酵させ、絞ると酒になりますが、絞る際に残る固形物が「酒かす」です。
今年、酒粕が多く出来た原因は、昨年の夏がかなり暑く、酒米にも高温障害が出て、酒を造る醪(もろみ)の状態で、おコメの溶け具合がかなり悪くなってるそうです。
そうすると固形物から液体にならない分、固形物が残って酒かすが多く出てるのが現状ではないかということだそうです。
例年は6トンから7トンの酒かすが出て、そのほとんどを漬物業者が引き取ります。
しかし、ことしは漬物業者の倉庫も酒かすであふれ、2トンほどしか引き取ってもらえませんでした。
このままだと廃棄せざるを得ないといいます。
この酒粕は産業廃棄物になるかもしれないので、引き取ってもらうにもお金がかかってきます。
小分けにする手間はかかりますけど、(廃棄に)お金がかかるよりは皆さんにもらっていただいた方が、折角作っておいしいものでもあるので、そっちの方が我々としてはありがたいとのことです。
こんなところにも、昨年の猛暑の影響が出ているのですね。
そういえば昨年出来た新米は、普通と比べ米の粒の大きさが、来年より小さいみたいです。
我が家では精米器を使い、こまめに精米しているのですが、今年は上白米にせずに白米で精米しています。
上白米で精米すると、小さな米粒がなおのこと小さくなってしまいますから……
今日の星座!
「さんかく座」
秋の星座で略符はTri。
文房具の三角定規の形を表した星座です。
アンドロメダ座とおひつじ座の間に位置する星座で、3つの3等星が細長い二等辺三角形を描いています。
小さい星座ながら分かりやすい形をしているため、比較的見つけやすい星座です。
※今日3月29日は、
「マリモの日」
です。
1952年(昭和27年)のこの日、北海道・阿寒湖のマリモが国の特別天然記念物に指定されました。
それと同時に、富山湾のホタルイカ群遊海面、鹿児島県出水市のナベヅル、高知県のオナガドリなども国の特別天然記念物に指定。
マリモについて
マリモ(毬藻)は、淡水性の緑藻の一種であり、球状の集合体を形成しますが、球状体一つがマリモの一個体単位というわけではなく、この球状体を構成する細い繊維(糸状体)がマリモの個体としての単位です。
よく目にする球状の「マリモ」は、生物学的には「マリモの集合体」です。
多くの生息地では、マリモは糸状体の形態で暮らし、球状の集合体を作りません。
見た目は柔らかそうですが、実際には硬い藻であり、手で触れるとチクチクとした感触があるそうです。
日本では、北海道及び本州の東北地方から関西地方の湖沼に点在して分布し、日本国外では、ヨーロッパ北部、ロシア、北アメリカなどに分布しています。
日本では、1897年(明治30年)に札幌農学校(現:北海道大学)の植物学者・川上瀧彌が阿寒湖の尻駒別湾で発見し、その形から「マリモ」という和名を付けたということ。
特に阿寒湖に生育するマリモは、直径が最大30cm程度と大きく、ビロード状の美しい球状を形態することやその希少性から、世界的又は国家的に価値が特に高いものとして、文化財保護法により国の特別天然記念物に指定されました。
阿寒湖の巨大マリモ
今日の1日が、皆さんにとりまして、最良の日となりますように