日本人の隠れた国民病?

日本人の隠れた国民病として、肛門系の疾患である「痔(じ)」が挙げられます。

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日本人のおよそ3人に1人が痔にかかっているといわれており、「排便時に出血した」「排便後、お尻から何かが飛び出ている感覚がある」などの症状が出るのが特徴です。

ただし、他の病気に比べると、痔は周囲に相談しにくい病気であり、症状が出ても放置し続けて悪化させるケースは珍しくないそうです。

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痔は、『いぼ痔』『切れ痔』『痔ろう』の3種類があり、原因や症状、治療方法はそれぞれ異なります。

 

いぼ痔は、生活習慣や排便習慣によって、肛門部の細静脈のうっ血が常態化し、それがしこりになる病気です。

うっ血を起こす原因は、肛門部への負荷で、『座りっ放し』『運動』『長時間の運転』『妊娠』『出産』『便秘』により肛門に圧力が加わると、うっ血しやすくなります。

また疲労や風邪など、体調不良もいぼ痔を悪化させる原因となります。

 

切れ痔は、太い便や硬い便により、肛門が裂けて発症!

繰り返すことで肛門は狭くなり、裂肛は深くなります。

裂肛の深さが肛門括約筋に達すると排便後も痛みが持続するため、排便に対する恐怖から食事を避ける人もいるほどです。便秘の治療が重要です。

 

最後に痔ろうですが、直腸と肛門のつなぎ目に細菌感染が起こり、肛門の周囲に膿(うみ)だまりを作る『肛門周囲膿瘍』の状態から始まります。

その後、膿が肛門の外に排出されてしまい、直腸の辺りからお尻の外側まで膿のトンネルができてしまう状態を痔ろうと言います。

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自分も今から30年ほど前に痔(いぼ痔)で入院、手術をおこないました。

また、自分の父親、叔父、従兄弟や友人、先輩も入院、手術をしています。

自分のまわりを見ただけでも、相当数の人が痔を患い病院のお世話になっています。

それもほとんどが同じ病院。

 

自分が入院した病院には、中学校時代の同級生(女性)が看護師として勤めており、当初は自分を担当する予定でしたが変わってもらった記憶にあります。

術後、家内と娘がバスでお見舞いに来てくれましたっけ。

 

手術は局部麻酔で行なったので、手術時の執刀医と看護師の会話は全て耳に入って来ます。

自分の時には、たまたまインターンの学生さんが見学をしており、執刀医の「よく見ておきなさい。

この患者(自分のこと)のいぼ痔は横綱級だよ!話していたことを今でも鮮明に覚えています。

 

この投稿を見ている方の中にも、罹患している人もいると思います。

なにせ33%ですから!

自分の経験から言わせてもらうと、我慢せず、なるべく早期に病院へ行く事をおすすめします。

 

※全国各地の夏祭りや花火大会も次々に終わりをつげ、まもなくお盆(旧盆)を迎えようとしています。

そもそもお盆とは、日本で夏季に行われる祖先の霊を祀る一連の行事であり、日本古来の祖霊信仰と仏教が融合した行事です。

かつては太陰暦の7月15日を中心とした期間に行われていましたが、明治期の太陽暦新暦)の採用後、新暦7月15日に合わせると農繁期と重なって支障が出る地域が多かったため、新暦8月15日をお盆(月遅れ盆)とする地域が多くなったと一部で言われているようです。

 

今年はお墓にお供えするお花も、猛暑のせいで長持ちしない事から、百均で造花を購入して飾る人もチラホラいるみたいですね。

 

今日の一日が、皆さんにとりまして、最良の日となりますように。