扇風機修理

電気料金が高騰する中での毎日の酷暑。

エアコンは使いたいけれど電気料金が心配と思っている方も多いのではないでしょうか?

以前からエアコンと扇風機やサーキュレーターの併用で、効率的に部屋の温度を下げつつ電気料金も抑えることができるようです。

そんな扇風機にはACモーターとDCモーターの2種類のモーターがあることをご存じでしょうか。

このモーターの違いは、電気代にも影響します。

ACモーターとDCモーターの主な違いは以下の通りです。

 
      ACモーター   DCモーター
電圧    交流      直流

消費電力  大きい     小さい

運転音   大きい     小さい

扇風機の  安い      高い

本体価格

細かな

風量調整  出来ない    出来る

ACモーターの扇風機の多くは、強・中・弱の3段階でしか調整できません。

また、運転音も少し大きいといった特徴がありますが、本体価格は手頃であるため、手軽に購入できるのは嬉しいポイントですね。

 

DCモーターの扇風機は、ACモーターのものと比較して消費電力が小さく、10〜20W程度です。

これをもとに電気代を計算してみると、1時間あたり0.31~0.62円になります。

最近の扇風機は、DCモーター搭載のものが主流となってきており、DCモーター搭載の扇風機の特徴は、風量の細かい設定ができること、また、ACモーターと比較して、運転音が小さいく、就寝時の使用におすすめです。

しかし、本体価格はACモーター搭載の扇風機と比べて本体価格が高い傾向があります。

 

今日の本題に入る前に沢山話しをしてしまいましたが、それでは今日のお題の扇風機修理についてです。

我が家には両親の部屋と自分達の部屋に各1台ずつの扇風機があります。

(このほかにも、台所とインコ用に壁掛けタイプの扇風機)

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上の写真の扇風機は両親が使っていた物になります。

昨年、母親が扇風機を倒してしまい、羽カバーの留め具が割れて組み立て不能になってしまいました。

応急処置で修理をし、なんとか使えるようにしましたが、やはり応急処置。

今年になって修理した箇所がまた壊れてしまったので、今回はバラすことを考えない暫定で再度修理を行いました。

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写真のように裏側の羽カバーとモーターカバーをボルト締めです。

これでなんとか使えるようになったわけですが、両親の所に置いて置くのは危険なので、両親達には新しい扇風機を購入。

修理した物は自分達が使っています。

 

また、自分達が使っていた扇風機は下の写真になります。

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この扇風機の製造年は

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2011年です。

設計上の標準使用期間は8年ですので、大幅に越えています。

最近ではモーターが熱を持つことが多くなって来たので、この扇風機も分解して修理することにしました。

 

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扇風機の羽カバーを外します。

 

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写真に見える金属棒がモーターと直結しているので、この金属棒を手で回してみます。

(分解する前に扇風機の羽を回して、スムーズでなければ分解します)

スムーズに回れば問題は有りませんが、回りが硬いようなら次のステップへ進みます。

 

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モーターカバーのネジを外すとモーターが見えます。

 

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モーター軸の隙間に潤滑剤を注入します。

 

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使用した物はKURE5-56になります。

 

前面の作業が終わったら、次はモーターの後部へ。

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まずは、扇風機の首振りノブを外します。

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このノブは強く引っ張れば簡単に取れるので、安心してください。

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ノブが外れました。

 

次にモーターカバーを外します。

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この扇風機はカバー中央の穴でネジ止めされています。

 

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ネジを外すとモーターが現れました。

この時にあちこちにホコリがたまっていると思うので掃除をします。

 

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先程と同様に軸の隙間に潤滑剤を注入します。

軸の回転がスムーズになりました。

あとは首振り部分の回転部等の可動部に潤滑剤をスプレーして組み立てます。

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組み立て途中。

 

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組み立て完了!

コンセントをさしてスイッチを入れてたところ、修理前よりも風量が上がったみたいです。

またこれで、しばらくは使う事ができそうです。

 

※以前の投稿でお話ししましたが、経年劣化による火災が起きているのも事実です。

扇風機をご自分で修理される場合には自己責任で作業してください。

(コンセントを抜いて作業してください)

 

今日の一日が、皆さんにとりまして、最良の日となりますように。