冬場を迎え、うどんや蕎麦の薬味や鍋もの、炒めものなどさまざまな料理に使える「長ねぎ」。
白い部分は頻繁に使うことが多いわけですが、青い部分は捨ててしまっているという方もいるのではないでしょうか?
そこで今日は、意外と知られていない長ねぎの青い部分についての蘊蓄です!
長ねぎの青い部分は、スーパー等の販売店によっては短く切られていることもあり、食べられない部分だと思っていた方もいるかもしれませんね。
白い部分と青い部分はどちらもすべて食べることができます。
白い部分にはない栄養素も!
ねぎ特有の辛味成分は「硫酸アリル」と呼ばれ、高い抗酸化力や殺菌力があり、免疫力アップや風邪の予防、冷え性の予防や改善といった効果があると言われています。
長ねぎの青い部分には、抗酸化作用が期待できる「βカロテン」という栄養素が含まれており、βカロテンは体内でビタミンAに変換され、皮膚や粘膜などの抵抗力を高める効果があり、そのほかにもカルシウムやビタミン類など栄養素が数多く含まれています。
そんな栄養素の豊富な物を、捨ててしまうのはもったいないと思いませんか?
気になる味わいについて。
しかし、ご存知のとおり青い部分と白い部分は味わいや食感が少し異なります。
青いところは白い部分に比べて香りや辛味が強く、シャキッとした硬めの食感が特徴です。
しかし加熱すると甘味が出て来るので、今の時期ならば鍋物が1番かもしれません。
包丁で切っている時に出るぬめりは「フルクタン」という長ねぎの成分によるもので、食物繊維のひとつであり、免疫力を高めてくれる効果があります。
長ねぎの風味や辛味が好きな方は、香りを活かして薬味として使うのがおすすめ。
煮豚やゆで鶏などを作るときに、青い部分を一緒に煮て、肉の臭み消しとして利用してください。
また、炒めものなどに使うと鮮やかな緑色でぐっと彩りがよくなります。
食材はなるべく捨てる物を少なくして、エコな生活をして行きたいものですね!
今日の一日が、皆さんにとりまして、最良の日となりますように。