冬至

今日は冬至

冬至とは、二十四節気の1つです。

1年で夜が最も長く昼が短い日のことは皆さんご存知と思います。

冬至天文学的にいうと、太陽の黄経(こうけい)が270度に達する日で、太陽が一番南にある状態のことです。

そのため、北半球では1年中で昼がいちばん短く、夜がいちばん長くなる日を意味します。
冬至の別名は「一陽来復(いちようらいふく)の日」。

日本の冬至は太陽の力が一番弱まった日であり、この日を境に再び力が甦ってくるという前向きな意味合いを含んだ言葉です。

冬至を境に運も上昇するとされているので、かぼちゃを食べて栄養を付け、身体を温めるゆず湯に入り無病息災を願いながら寒い冬を乗りきる知恵とされています。

 

冬至にかぼちゃを食べる理由?

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かぼちゃは南アメリカ大陸原産で、生育適温は25~30℃前後の熱帯性の植物のため、日本におけるかぼちゃの旬は当然夏になります。
その夏野菜のかぼちゃが、どうして冬の季節である「冬至」に食べられるようになったのでしょうか。


日本人は季節感をとても大切にしてきました。春は桜、夏には花火、秋は紅葉、冬はこたつにミカンなど、冬至に夏が旬のかぼちゃを食べる風習とはいったいどのようなことからきているのしょうか。

 

その理由は、かぼちゃが長期保存ができる野菜だからです。
今でこそハウス栽培や野菜の冷蔵・冷凍技術が進んでいますが、昔は野菜を保存して1年中食べることは難しかったわけです。

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そのため、ビタミンなどの多くの栄養を含むかぼちゃを、野菜の不足する冬の時期に食べることで、厳しい冬を元気に乗り切ろうという昔の人たちの「冬至の日」への想いが込められているわけです。

 

我が家では、父親がかぼちゃが大好き!

毎週1回はかぼちゃの煮物を作って食べています。

 

冬至といえばゆず湯

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冬至といえばゆず湯を思いうかべる人も多いのでは?

冬至=湯治という語呂合わせ。

また、柚子(ゆず)=「融通(ゆうずう)」がききますようにという願いも込められています。

冬が旬の柚子は香りも強いため、邪気を避け、運を呼び込む前の厄払いの目的もあるようです。

このように運を呼び込む前に、厄除けを行うというのはいいですね。

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「ゆず湯に入ると、一年間風邪をひかない」と昔からいわれています。

というのも柚子には血行を促進して冷え性を和らげたり、身体を温めて風邪を予防する働きがあるからです。

果皮にはビタミンCやクエン酸が含まれていて美肌効果もあるとか。

冬至以外でも寒い日にはゆず湯に入りたくなりますね。

我が家では、ゆずを使ったジャムや少し時間はかかりますが、ゆず酒を作って飲んでいます。

 

今週末からは、先日よりもさらに強い寒波が日本列島をおおうようです。

どうなることやら。

 

今年もあと10日。

今年の事は今年のうちに!

 

今日の一日が、皆さんにとりまして、最良の日となりますように。