今日はフードロスに関するお話し。
2021年度に食べられるにもかかわらず捨てられた「食品ロス」の推計値が、523万トンだったことが、消費者庁・食品ロス削減推進室の調査でわかりました。
国民一人当たりに換算すると、1日約114グラム、年間で約42キログラムの食品を捨てていることになります。
2021年度は、前年度と比べて1万トン増で、15年度以来6年ぶりの増加になりました。
新型コロナウイルスの感染拡大による度重なる行動制限で、食品製造や外食、小売りなどの事業者が消費者の需要の変化を読み切れなかったことで、廃棄が増えたとみられます。
食品ロスとは、食品製造や外食産業、小売り業等の事業者からの報告に基づき推計する「事業系廃棄量」と、市町村への実態調査などから見積もる「家庭系廃棄量」に分類されます。
2021年度の内訳をみると、事業系廃棄量は前年度比4万トン増の279万トン。家庭系廃棄量は3万トン減の244万トンでした。
政府は食品ロスを、2000年度の約980万トンから30年度までに半減させることを目標としています。
2000年度と比較するとだいぶ削減していると思いますが、まだまだ削減努力の必要があります。
貧困の国では、食糧難で食べたくても食べることの出来ない人達がたくさんいるのも事実です。
日々の暮らしの中でフードロスのことを頭の片隅に置いて、生活して行きたいものですね。
今日の一日が、皆さんにとりまして、最良の日となりますように。