梅雨明け

昨日6月27日(月)、気象台から関東甲信地方、東海地方、九州南部の梅雨明けが発表されました。

各地とも平年より早い梅雨明けで、梅雨の期間は史上最短を更新しています。

今年は猛暑や水不足等が心配な夏となりそうです。

事実、九州地方では今年の2月からの雨量が、平年よりも少なく、ダムの貯水率は下がっている状況です。

 

今年は関東甲信地方では梅雨入りが平年よりやや早く、東海や九州南部では平年より遅い梅雨入りでした。

各地とも梅雨明けが平年よりも大幅に早かったため、梅雨の期間は平年よりかなり短くなりました。

 

▼梅雨の期間と梅雨明けの平年・昨年比
九州南部 16日間
 平年より18日早く、昨年より14日早い
東海地方 13日間
 平年より22日早く、昨年より20日早い
関東甲信地方 21日間
 平年より22日早く、昨年より19日早い

 

・梅雨明けには平均的に5日間程度の「移り変わり」の期間があります。
・春から夏にかけての実際の天候経過を考慮した検討の結果、期日が見直しされる場合があります。

平年より雨の少ない梅雨に

今年は梅雨入りした後も梅雨前線が日本付近になかなか停滞せず、雨の量が少ないところが多くなっています。

▼九州南部地方の梅雨期間降水量(6月11日から6月26日まで)

     降水量   平年値

鹿児島  350.0 mm   359.5 mm

宮崎   283.0 mm   320.0 mm

屋久島  937.0 mm   498.2 mm

種子島  494.0 mm   340.0 mm

 

▼東海地方の梅雨期間降水量(6月14日から6月26日まで)

      降水量    平年値

岐阜    53.0 mm   119.3 mm

名古屋   82.5 mm    96.6 mm

津     91.5 mm   103.2 mm

浜松    80.5 mm   122.1 mm

静岡    120.5 mm    140.7 mm

尾鷲    221.0 mm    214.7 mm

 

関東甲信地方の梅雨期間降水量(6月6日から6月26日まで)
     降水量    平年値
長野    76.0 mm    76.2 mm
宇都宮   67.0 mm   131.6 mm
前橋    95.5 mm   111.3 mm
熊谷    82.0 mm   115.0 mm
水戸    67.5 mm   100.6 mm
甲府    55.0 mm    85.1 mm
銚子    62.0 mm   129.0 mm
東京    59.0 mm   127.5 mm
横浜    87.5 mm   144.7 mm
千葉    73.0 mm   114.9 mm
※値は速報値。

 

今後も太平洋高気圧の勢力が強まり、夏の日差しが降り注ぐ日が続きます。

35℃以上の猛暑日を観測する地点が多くなる可能性があり、危険な暑さが続く見込みです。

最低気温も連日25℃以上の熱帯夜となる予想のため、熱中症には警戒してください。

 

ただ、7月上旬の半ばからは太平洋高気圧、チベット高気圧ともに張り出しが弱まる予想で、日本付近には暖かく湿った空気が流れ込みやすくなる見込みです。

大気の状態が不安定になって局地的に雨の強まるおそれがあります。

曇りや雨の日が増えて、「戻り梅雨」となるかもしれません。

 

東電管内では停電の恐れがあるとして、節電を呼びかけていますが、熱中症による救急搬送が急増しています。

節電も大切ですが、健康が一番です。

上手にクーラー等の冷房設備を使って行きましょう!

 

今日の一日が、皆さんにとりまして、最良の日となりますように。