福島県双葉町

東京電力福島第一原発の事故で福島県内で唯一全町避難が続いていた福島県双葉町

8月30日の午前0時に帰還困難区域に設けられた復興拠点の避難指示が解除されました。

復興拠点はJR双葉駅周辺など町の面積の約1割にあたる555ヘクタールです。

双葉町は町の北東部で既に避難指示が解除されていましたが、住むことは認められていないため、今回が初めて住民の帰還を伴う避難指示解除となりました。

【復興拠点】
帰還困難区域のうち優先的に除染やインフラ整備を行い他の区域に先行して避難指示を解除し人が住めることを目指す区域。

 

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避難指示が解除された事は喜ばしいことだと思います。

しかし、10年以上人が住んでいなかった街なので、避難解除になったからと言って簡単に戻れる人はごく僅かではないでしょうか?

既に多くの方が別の地域に生活の基盤を築いていると思いますし、街が極端に過疎になったことは生活の利便性が劇的に悪化している状況を意味します。

 

また、はっきりとした事は言えませんが、戻った人も電気、ガス、水道等のライフラインや日常生活に必要な物資等の購入先についても不安があると思います。

 

自分としては、本当の復興はこれからだと思います。

 

今日の一日が、皆さんにとりまして、最良の日となりますように。