みかんの皮の活用方2です。
前回はみかんの皮を粉末にするところまでお話ししたので、今回はその活用方についてです。
なお、活用方については粉末だけでなく、そのまま使える方法もお話ししたいと思います。
燻製をする時にチップに入れて、みかんの香り付け。
味噌に混ぜ合わせてみかん味噌
お風呂に入れる
みかんの皮5〜6個をよく洗い、お風呂にいれれば、みかんの柑橘の香りが爽やかなリラックスできるバスタイムに!
みかんの皮はそのまま使用しても乾燥させてからいれてもOKです!
ストッキングや洗濯ネットなどの目の細かいネット状のものに入れて、お風呂にいれるとお風呂に詰まることもないので安心です。
電子レンジや魚焼きグリルなどのの消臭
電子レンジにみかんの皮をいれ、数分温めると電子レンジについた臭いを消してくれます。
魚焼きグリルの場合は、魚を焼く前にグリルの受け皿に水をはり、みかんの皮をちぎって入れておくだけ。
魚を焼いてもグリルに臭いが付かないだけでなく、洗う際にも汚れが落ちやすいのでおすすめです。
シンクなどの磨き掃除に
食器の洗剤で「みかん・オレンジ成分配合」という文字をみるとおり、みかんには洗浄効果があります。
そのため、みかんの皮でシンクの水垢などを磨けば、汚れを分解してピカピカにしてくれます!
また、お子様のいる家庭では、勢いあまって机に油性ペンやクレヨンがついてしまったなんてこともありますよね。
これらもみかんの皮の表皮でこすれば、油性成分を溶かして綺麗に消すことができます。
ただし、みかんの皮の成分で変色することもあるそうなので、目立たない部分で少し試してから使用するのがおすすめです。
油汚れの食器洗いに
みかんの皮の白い部分で食器についた油を吸い取り、その後オレンジの方の表皮で磨き、お湯で洗い流せば、食器についた油汚れをするっと落とすことができます。
頑固な油汚れだと、洗剤や水をたくさん使ってしまうので、みかんの皮を使用すればエコにもつながりますね!
煮汁をガラスや畳掃除に
水2カップ(400ml)を沸騰させて、みかんの皮4個分をいれて20分ほど煮詰め、冷ましたものをスプレー容器にいれれば、万能お掃除スプレーの完成です!
窓ガラスにシュッシュッとして磨いたり、ガス台まわりの油汚れを落とすのにも活躍してくれます。
また畳にシュッシュッとして雑巾で磨けば、畳の汚れが落ちるだけでなく
フローリングを磨けばワックスをかけたようにツヤを取り戻します。
家庭菜園の肥料に
みかんの皮を乾燥させたものを細かく砕き、肥料としてまくと、作物の糖度が上がり美味しく仕上がるそうです。
ただし、みかんの皮には油分が含まれており、この油分が分解しにくいため、堆肥になりにくいです。
分解がすすまない場合は、米ぬかや米のとぎ汁、酒粕などを混ぜてみると良いでしょう。
乾燥させて「陳皮」にする
漢方の「陳皮(ちんぴ)」は実はみかんの皮を乾かしたものです。
最初に紹介したとおり、浴槽にいれてお風呂で楽しんだり、お湯にいれてみかん茶として飲んだりもできます。
ごはんにかけてふりかけとして食べている方もいるようです。
ジャムやみかんピールにして食べる
これは、幾度かお話しした事があると思います。
ジャムやみかんピールにして皮まで食べて、みかんを丸ごと楽しんでいる方も多いです。
皮を食べるので、無農薬のものがおすすめです。
もしくは国産のものをお湯でよく洗ってから使用すると良いでしょう。
みかんの皮を千切りにし、鍋に水と砂糖をいれて火でコトコト煮込めばジャムの完成!
千切りにした皮を鍋で砂糖と煮詰め、水分がなくなったらクッキングシートの上などで陰干しすればみかんピールの完成です。
焼きみかんにして丸ごと食べる
みかんをそもそも皮ごとまるまる焼いて食べる「焼きみかん」も人気です。
筆者は知らなかったのですが、愛媛や和歌山などのみかんの産地を中心に意外にも全国的に食べられているようです。
フライパンなどで皮付きのまま全体を炒めるように軽く焦げ目がつくまで焼くのでも良いのですが、このような焼きみかん専用の「みかん焼き機」もあります。
如何だったでしょうか?
みかんの皮の活用方です。
そのままゴミとして廃棄するのではなく、もう一度活用することも大事な事だと思います。
今日の一日が、皆さんにとりまして、最良の日となりますように。