皆さん。
下の写真 何だと思います?
薬?
ビタミン剤?
いいえ。
チーズ作りをするには、まず第一にミルクを固めなくてはなりません。
まるでミルクプリンか杏仁豆腐のようにプルンっと固まったミルクをカットするとホエー(乳清)が出てきます。
それを固形分と水分に分け、固形分だけを取り出したのがチーズになります。
さて、では、ミルクはどうやって固めるのでしょう?
ミルクを固めるにはいろんな方法があります。
そのなかでチーズ作りに使われているのが、「レンネット」という凝乳酵素を使って固める方法です。「レンネット」とは、仔牛の第四胃(牛には4つの胃袋があります)にある酵素で、なんと、仔牛から胃袋を取り出し、乾燥させて、お湯につけて、レンニン(キモシンともいう)という酵素を取り出し、製品化されたものです。
少し難しい話しになりましたが、クリームチーズやカッテージチーズ等のフレッシュチーズと違い、モッツァレラチーズ等を作るには、このレンネットが必要です。
このレンネット1錠で約50ℓの牛乳を凝固出来るそうです。
ただ問題があります。
チーズを作るには普通の牛乳では無く、低温殺菌牛乳(パスチャライズ牛乳)が必要な事です。
普通の牛乳は130度で2秒間くらいの殺菌方法のものが多いのですが、低温殺菌牛乳は65度で30分殺菌する牛乳のことです。
あちこちのスーパーの牛乳売り場を徘徊しましたが、なかなか売っていません。
Amazon等でも販売しているのですが、数量が多すぎたり、配送料が高い事がネックになります。
これからは低温殺菌牛乳を見つける事が、課題となりそうです。
今日の一日が、皆さんにとりまして、最良の日となりますように。