コーンスターチでトロミづけ

皆さんは、コーンスターチを使っていますか?

スーパーで購入し、1,2回使ってその後は冷蔵庫の中! という人も多いのではないでしょうか?

 

お菓子やカスタードクリームを作る時に使用する人も多いと思います。

 

この前、あるサイトにコーンスターチについての記事があったので、紹介させていただきます。

 

英語: corn starch、Maize starch

トウモロコシから処理され作られたデンプン。全世界で生産されるデンプンの約8割がコーンスターチです。

 

コーンスターチ

片栗粉との大きな違い?

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コーンはとうもろこし、スターチはでんぷんのことを指します。
その名の通り、コーンスターチはとうもろこしのでんぷんが原料になっていて、じゃがいものでんぷんから作られる片栗粉と同じようなイメージを持っている人もいると思います。

1口にでんぷんといっても、その種類は細かく分かれ、それぞれ特徴があります。

なかでも、水分量、粒の大きさ、成分の割合に違いが見られ、それによって水を加えて熱したときにも差が表れるそうです。

 

コーンスターチが62~74℃でサラッとしたとろみが付くのに対し、片栗粉は56~66℃と少し低い温度からとろみが付いてドロッとした仕上がりになります。

(使用量により仕上がりに差が出ます)

 

また、コーンスターチは不透明な仕上がりになるのに対し、片栗粉は透明感が出ます。

さらに、コーンスターチは冷えてもとろみが変わりにくいのに対し、片栗粉は水分が分離してとろみが不安定になる傾向があります。

 

おすすめの使い方は?

以上のようなコーンスターチの性質を生かす方法としては、カスタードクリームのように透明感が必要なく、冷えても形状を維持できるスイーツに使うのが一般的です。

また、強いとろみが必要ない、温かいうちに食べる料理にも生かすことも可能です!

 

コーンスターチをもっと活用する方法は、「スープのとろみ付け」。


洋風や中華風のスープを中心に仕上げに水に溶いて加えもOKです。

(もちろん、お好みで和風にも使っても)


また、あんかけほどではないけれど、ポロポロとして食べにくい「ひき肉料理をまとめる」時にも、少量の汁を加えてコーンスターチを使っても良いと思います。

 

性質が違っても、水に溶いて加えて加熱するのは片栗粉と同じなので、コーンスターチの性質を知っていれば、簡単に料理に応用できます。

 

とろみが付いた料理は、胃の中に留まりやすく腹持ちがよくなるというメリットもあります。使わない手はないですね!

 

使う時の注意点は?

前述したように、コーンスターチは片栗粉とまったく同じわけではありません。
そのため、同じようにとろみ付けに使う場合は次の点に注意が必要です。

 

・加えたら、グツグツするくらい火を強めて長めに加熱する。


・とろみがゆるいので、一般的に片栗粉を使う場合よりも多めに使用する。


ぜひ、コーンスターチを上手に使い、美味しい料理を作ってください。

 

今日の一日が、皆さんにとりまして、最良の日となりますように。