下の写真は従兄弟から1年ほど前にもらった棕櫚(シュロ)です。
この場所に植えた時は、幹は30cmくらいだったと思います。
現在は50cmくらいに成長しました。
日本を原産とする数少ないヤシ科植物の一つになります。
以前は九州南部に自生し、他の樹木にない南国風の雰囲気を持つことから、明治時代以降、関東地方以西の洋風庭園を中心に植栽されるようになりました。
さらにエキゾティックな庭木が普及した現代では庭園、公園に限らず民家の軒先、道端、藪の中で最も普通に見られる「ヤシみたいな木」です。
暑さ寒さに強く東北地方でも育てられており、ヤシ科の中では最も耐寒性があります。 また、乾燥、湿気に強く、土質を選ばずに育ち病害虫の被害はほぼありません。
成長は遅く、高さも普通は3~5mほどですが、20~30年もたてば高さ6~10mになる物もあります。
一旦伸びたシュロを低くすることはできず、移植も難しいため、植栽する場所は考える必要があります。
シュロの基本データ
【分類】ヤシ科/シュロ属
単子葉植物
【学名】Trachycarpus fortunei
【別名】ワジュロ/ノジュロ
【成長】遅い
【樹高】5~10m
【移植】困難
花言葉は縁起のよい「勝利」、不変の友情、「戦勝」や「祝賀」があります。
皮はタワシやほうきに使われます。
幹は撞木(しゅもく)というお寺で鐘をつく棒としても重宝されています。
成長が非常に遅いシュロですが、果たしてどこまで大きくなるのやら?
※今日の蘊蓄(うんちく)
爪楊枝の溝について
爪楊枝の溝はなんのためにあるのか?
先日ネットで調べ物をしていた時、へ〜!と思う記事がありました。
皆さんは爪楊枝の溝はなんのためにあると思いますか?
爪楊枝を折って箸置きのようにして使う‥‥❌
正解は‥‥‥ただの飾り でした。
昭和30年代頃にこけしを模してデザインされたそうです。
今日の一日が、皆さんにとりまして、最良の日となりますように。