日本がIWC(国際捕鯨委員会)を脱退してから、今年の6月で3年が経ちます。
国際捕鯨委員会は、国際捕鯨取締条約に基づき鯨資源の保存及び捕鯨産業の秩序ある発展を図ることを目的として設立された国際機関です。
日本は1951年に条約加入し、多額の分担金を払ってきましたが、分担金の効果が少なく、2018年12月26日にIWCから脱退することを通告し、2019年6月30日に正式脱退、同年7月1日から大型鯨類を対象とした商業捕鯨を再開しました。
また水産庁は同年7月1日、31年ぶりに再開する商業捕鯨で許可する頭数の枠(捕獲可能量)を発表しました。
年間捕獲頭数は383頭で、調査捕鯨だった昨年(2018年)の637頭より4割少ない数にしたと言う事です。
国際社会の反発が予想される中、クジラの資源量を減らさないよう、捕獲頭数を抑えたようです。
以前は、スーパー等で鯨肉はほとんど目にしませんでしたし、販売していたとしても非常に高額でした。
日本は商業捕鯨を再開しましたが、鯨肉の消費量は上がっておらず、少しでも消費の役に立てばと思い、今日は鯨大和煮の缶詰を使った、炊き込みご飯の作り方です。
前置きが非常に長くなりましたが、早速、レシピを紹介します。
鯨大和煮の炊き込みごはん(4人前)
材料
鯨大和煮(缶詰) 1缶
ごぼう 1/3本
米 3合
昆布のだし汁 約500ml
※蘊蓄コーナー
お米一合を炊くときの水の量は、一般的には200mlと言われていますが、もう一つの基準として「お米の体積の1.2倍」と示されることも多いです。
この場合、お米一合の体積は180ml ですから、お米一合を炊くときの水の量は“180ml × 1.2 = 216ml”となります。
重量(g)比で換算する場合は、一般的に「お米の重さの1.3~1.5倍」と言われています。
150gのお米に対しては“150 × 1.4 = 210ml”となります。
また、炊き上がった炊き込みご飯に芯が残っている場合は、再度炊飯することで解消できます。
2度目の炊飯に加える水は1合あたり50ccくらいを目安にしてください。
酒 大さじ3
葉ネギ お好みで
作り方
1.米は洗ってザルにあげ、2時間ほど置いておく。
ごぼうはささがきにして、水にさらしてアク抜きを。
(ごぼうを長時間水にさらすと、栄養分も出てしまうとも言われています。)
2.炊飯器に水気をきった米、ごぼう、昆布のだし汁、酒、鯨大和煮(汁ごと)、を入れて火にかける。
3.炊き上がったら、混ぜ合わせてから、10分ほどおむらかして完成です。
味が薄い時は、塩を入れて調整してください。
お好みで葉ネギを入れて食べてください。
今日の一日が、皆さんにとりまして、最良の日となりますように。