中国問題

昨年コロナ禍の中、東京でオリンピックが開催され、日本の選手達は感動する活躍を見せてくれました。

そして迎えた今年、中国の北京で冬季オリンピックが開催されようとしています。

 

今、世界の各国は中国のチベット問題、中国・新疆(しんきょう)ウイグル自治区の人権等の問題で北京オリンピックへの外交的ボイコットを表明しています。

また、ある国ではオリンピックへの選手の参加そのものの中止を検討しているようです。

 

チベット問題

チベット仏教にもとづく、政教一致の文化をもつチベット人が中国からの独立ないし高度な自治を求めていることから生じている紛争、および諸問題です。

近来、当局に抵抗する僧侶の焼身自殺が頻発し、チベットでの宗教や自由への圧迫が人権問題だとして国際問題化しています。

宗教指導者ダライ・ラマ14世は1959年にインドに亡命、ダラムサラに亡命政府(ガンデンポタン)をつくっています。

中国に住むチベット人は682万人、うち270万人がチベット自治区に、他は青海(せいかい)・甘粛(かんしゅく)・四川(しせん)・雲南(うんなん)などの自治州に住んでいます(2010年中国人口センサス)。

 

中国・新疆(しんきょう)ウイグル自治区の人権問題

中国・新疆(しんきょう)ウイグル自治区──。 

ウイグルでは数多くの人が中国当局によって不当に拘束されており、 アメリ国務省や人権団体の報告では、 その数は100万人を超え、その中には暴力によって綿をはじめとした様々な製品の生産といった労働に強制的に従事させられる者もいるようです。

ウイグル自治区では1000万人以上の市民が、 街のいたるところに設置された監視カメラで常に見張られていると伝えられています。

突然やってきた警官に連行され収監され、 さまざまな拷問を受け、 二度と帰らない罪なき人々。

強制労働、 不妊手術、 臓器を取られる子どもたちがいると報道されています。

 

日本においての尖閣諸島問題

中国は、尖閣諸島周辺での石油埋蔵の可能性が指摘された後の1970年代以降になってから、尖閣諸島は古くから中国の領土であると主張を始めました。

中国の主張は、中国の古文書や地図に尖閣諸島の記述があることから、島々を発見したのは歴史的にも中国が先である、地理的にも中国に近い、というものです。

しかし、本当に中国が尖閣諸島を他国より先に発見したとの証拠は何もなく、いずれにせよ、単に島を発見することや、地理的に近いということのみでは領有権の主張を裏付けることにはなりません。

国際法上、領域権原を取得するためには、明確な領有の意思を持って、継続的かつ平和的に領有主権を行使していることが必要とされます。

しかし、これまで中国は、自らが尖閣諸島をそのように実効的に支配していた証拠を何ら示していません。

 

また、毎日のように尖閣諸島周辺に現れる中国国籍の船達。

また話しは変わりますが、北朝鮮によるミサイル問題。

 

それらに対する日本の国の政治家達の1部は、いつも通りの遺憾砲の連発だけです。

日本の国の代表として、もう少し違った行動や発言が出来ないのでしょうか?

 

また、日本のマスメディアは、新疆ウイグル自治区チベット問題の情報発信がほとんどありません。

 

政治家やマスメディアにどれだけ親中派が多い事か。

 

世の中の出来事に対して、どう思うかは個人の自由です。

しかし、世界の中で起きている事を知る事は大事な事だと思います。

 

もう少し世の中ニュースに目を向けて見ませんか?

 

今日の一日が、皆さんにとりまして、最良の日となりますように。