シャコバサボテン

家のシャコバサボテンに蕾がつきました。

毎年、可愛い花を咲かせてくれる、シャコバサボテンです。

この植物は、葉挿しから大きくなったものです。

たった一枚の葉から、ここまで成長して蕾をつけるなんて、植物の生命力の凄さは大したものだと思います。

f:id:norihjro:20211106065214j:image

f:id:norihjro:20211106065231j:image

これから開花に向けて光の調節をして行こうと思います。

 

園芸分類  多肉植物,草花
形態    多年草
原産地   ブラジル南東部
草丈/樹高 15~40cm
開花期   11月~3月
花色    赤,白,ピンク,オレンジ,黄,複色

 

育て方

4月から10月までは屋外でしっかり日に当てると、締まった株に育てます。

梅雨明けから9月上旬までは真夏の直射日光が当たらない半日陰で管理して下さい。

涼しくなって、さらに日も短くなる秋に花芽をつけるので、秋以降は夜遅くまで明るい場所に置くと、花芽がつきにくくなります。
晩秋の霜が降りる前に室内に取り込み、窓辺など日当たりのよい場所で管理します。

蕾がついた株を移動させると落蕾、落花することがあるので、蕾の大きさが1cm以下のうちは、できるだけ移動させないようにしてください。冬は5℃以上を保ちますが、暖房の効きすぎも落花の原因になるので注意して下さい。

4月から9月までの生育期は、用土の表面が乾いたらたっぷり与え、10月から11月までの蕾が大きくなる時期は、用土の表面が乾いたら1~2日待ってから、たっぷり与えて下さい。

12月から3月までの厳寒期は乾かし気味に管理します。花後、5℃程度の寒い場所で冬越しさせる場合は、水をほとんど与えません。

 

日長と花芽
典型的な短日植物(日中の日の長さが短くなると花芽を付ける性質の植物)です。

具体的には日の長さがおおよそ12時間を切って気温が20℃以下になり、それが約1ヶ月続くと花芽が作られます。

関東平地なら10月の下旬頃になるでしょうか。人工の明かり(水銀灯や蛍光灯など)にも反応します。

花芽が形成される時期、夜間でも光が当たる場所に置いていると、いつまで経っても日の長さが短くならないと勘違いし、花芽がつきにくくなります。

そのような理由で一年中部屋の中で育てていると花芽が付きにくくなると思います。

 

春の葉摘み

主に株をバランスの良い形に仕立てるためと、新しい葉をふやして成長を促すために行います。

適期は関東平地標準で4月です。気温が10℃を切るような時期は避けます。
冬越しをした株は茎節の長さがバラバラで乱れた姿になっているものが多いです。

地際から3~5節を残して上部の2~3節を摘み取りましょう。

全体のバランスを見ながら株姿がキレイに丸く収まるように葉摘みを行います。

摘み取った茎節はさし芽に利用できます。


秋の葉摘み
秋に行う葉摘みは花を咲かせるために行います。

適期は9月下旬から10月頃です。
花は成熟した葉の先にしかないので色が浅く、小さな新芽や節茎はすべて摘み取ります。

そうすることですべての節茎の先端に花芽が付きやすくなり 、開花時期が揃います。

 

ふやし方

春の葉摘み作業の際に摘み取った茎節がさし芽に利用できます。

1節でも良いのですが、2節ずつでさし芽する方がボリュームがでて、生育も早いです

 

今日の一日が、皆さんにとりまして、最良の日となりますように。