日本の代表的な調味料、味噌。
今では世界中の健康志向の人々から注目され、大人気の発酵食品の1つになっています。
美味しく、私たち日本人にとって必要不可欠な味噌ですが、重さもあり、かさばるので持ち運びが不便なことが難点です。
そう思った時に乾燥して粉末にするアイデアが浮かびました。
本来ならフリーズドライ製法でやれば良いのですが、機械が非常に高価なので、家にある食品乾燥機を使うことにしました。
使用用途としては……
焼魚を焼く時の塩の代わりに。
自家製のインスタント味噌スープにもOK。
調味料として炒め物に入れてもOK。
和風ドレッシングに使う調味料といえば醤油が定番ですが、粉末なら味噌もドレッシングに使えます。
粉末味噌とオリーブオイル、お好みでビネガーを少しかけ、全体をしっかりと混ぜます。
あとは、キャンプなどアウトドア飯にも大活躍してくれると思います。
そこで、先日作った自家製味噌を使って、粉末味噌を作る事にしました。
自家製味噌 重さは約510g
表面積が大きくなるようにトレイに置きます。
食品乾燥機にセット。
とりあえず55℃ 12時間で乾燥させます。
ほぼ乾燥を終えた味噌です。
重さは309gでした。
約200gの水分が抜けたことになります。
次にミキサー/ブレンダー、ミルに入れ粉末にします。
この時、顆粒状のだしの素を一緒に入れて、ミキシングします。
このだしの素は一袋(4g)で4人分の味噌汁が出来るので、30÷4=7.5袋ですが、だしが強すぎても美味しく無い事や、粉末味噌を他の料理に使う事も考慮して、5袋を入れることにしました。
だしの素を入れました。
攪拌終了。
フードプロセッサーでのミキシングは終わりましたが、ご覧の通り、まだ小さな味噌の塊があります。
この塊を更に細かくする為にミルを使います。
これで、だし入りの粉末味噌が完成しました。
最初からミルを使えばと、思われる方もいらっしゃると思いますので言い訳をしますが、このミルは業務用では無いので、重作業をするとミルのモーターが焼き付けを起こす可能性があるからです。
早速、試飲をしてみました。
具として入れた物は、乾燥ワカメと自宅で採れた葉ネギです。
味噌の分量は大さじ2/3。
飲んでみた感想は
普通に美味しいです。
市販の即席味噌汁よりうまいかも!
乾燥食材保存方法は、空気・湿気・光・熱・害虫から避けて保存する必要があります。
真空パックにして光・熱・害虫から避けて保存するとより長く保存が可能です。
タッパーに入れて保存しても良いと思います。
登山やキャンプに持って行く時は必要分だけジップロックに入れて持って行っていけます。
乾燥食材は軽いので持ち運びが楽です。
使いみち
インスタント味噌汁に
野菜炒めに
スープに
調味料として
キャンプなどに
野菜たっぷり味噌スープ
【材料】
好みの乾燥野菜(ねぎ・コーン・ほうれん草など)
粉末味噌(だし入り味噌):小さじ2〜3
お湯:200ml
【作り方】
作り方は簡単。材料を入れてお湯を注ぎ5分ほど待つだけ。
また炒め物などに入れる時は粉末状の方が使いやすいです。
少し変わったアイデアかもしれませんが、興味のある方はぜひ試してみてください。
普通の味噌の場合、大さじ一杯の量は約17gくらいです。
味噌汁一杯を200mlとすると、一人前の味噌汁に必要な味噌の量は、大さじ1杯程度です。
薄めの味がお好みの場合は、一人前につき小さじ2杯が目安となります。
ただし、4人前以上の味噌汁を作る場合には、単純に大さじ1×人数とすると味が濃くなりすぎてしまう場合があるので注意が必要です。
大さじ3杯程度の少なめの味噌の量からスタートして、味を見ながら味噌の量を増やしていくようにしてください。
粉末味噌の場合
単純に計算上の数値で見ると
当初の味噌の重さ 510g
510÷17=30 1人前づつ作るとして、30人分です。
乾燥後の味噌の重さ 309g
309÷30=10.3
粉末味噌だけであれば小さじ2杯強になります。
ここに、だしの素を20g入れたので、
309+20=329
329÷30=10.97
計算上はやはり小さじ2強になります。
まぁ味見をしながら使っていくのがベストですね。
早速、家の奥さんが和風ドレッシングを作ってくれました。
美味しかったです。
今日の一日が、皆さんにとりまして、最良の日となりますように。