自家製味噌

生まれて初めての味噌作りに挑戦しました。

あらかじめ言っておきますが、今回は長編になります。

 

以前お話しした事のある大豆。

近所の人からのいただき物です。

初めての味噌作りなので、失敗しないように大豆を1kgで挑戦しました。

 

材料
・大豆 … 1kg

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・米麹 … 1kg

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・塩 … 400g

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・大豆の茹で汁 … 適量
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重曹(無くても良い)

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普通、味噌作りは長い時間をかけて作るようですが、短気な性分なので、そんな長い時間は待っていられません。

以前、ヨーグルトメーカーで味噌を作れると聞いたことがあったので、だったら食品乾燥機でも出来るのではないか? と思い作ってみることにしました。

使用する器械は2種類です。

 

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食品乾燥機

 

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従兄弟に貰ったヨーグルトメーカー

 

以前は食品乾燥機でヨーグルトを作っていましたから、多分できるのではないかと思います。

 

 

■作り方
① 大豆を水で洗い大きなボウルに入れ、たっぷりの水を注ぐ。(大豆の分量の4〜5倍)

大豆に水を浸透させるため、そのままひと晩漬けておく。(冬場はもっと時間をかける)

この時、食用の重曹をひとつまみ入れると、大豆を煮た時に柔らかくなります。

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ひと晩経った大豆を綺麗に洗います。

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② 大豆とたっぷりの水を圧力鍋に入れて20~30分加圧して火を止め、そのまま圧が抜けるまで置きます。

※茹で上がりの目安は、親指と小指で挟んで簡単につぶせるくらい。

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圧力鍋の圧が下がりました。

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③ 大きめの鍋かボウルに米麹と塩を入れてよく混ぜる。

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④ 大豆の温度が30℃以下になっら、フードプロセッサーでなめらかになるまで撹拌する。(もしくはすり鉢でつぶすか、保存袋に入れて手でつぶす。足で踏んでつぶしてもよいです。)

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今回はビニール袋に入れて、足で潰します。

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家の奥さんの足です。

 

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⑤ ②の米麹と塩が入ったボウルに④の大豆を加えて混ぜたら、大豆の茹で汁を加えて手で丸められるくらいの固さに調整する。

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⑥ 野球ボール位の大きさの団子(味噌玉)を複数つくる。

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⑦ 煮沸消毒した容器を、焼酎もしくは消毒用アルコールで拭く。

容器の底に味噌玉を投げ入れて空気を抜く。

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一段入れたら上から手で押さえ、隙間ができないように平らにする。

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これを繰り返し、すべての味噌玉を保存容器に入れたら、表面に塩(ひとつまみ)をふる。

 

⑨ 表面に隙間ができないようにをして、食品乾燥機とヨーグルトメーカーに入れます。

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⑩ 食品乾燥機とヨーグルトメーカーを60℃  8時間にセットしてスイッチを入れました。

 

そして8時間後。

味噌の具合はどんなでしょうか?

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両方とも味見をしました。

しょっぱい!

味噌っぽくはなって来ましたが、まだ本当の味噌ではありません。

まだ発酵が足りないと思い、更に継続して発酵させます。

 

20時間後

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しょっぱさが少しマイルドになって来ました。

しかし、まだ発酵が足りないようです。

再度発酵させます。

 

そして発酵を始めてから30時間後!

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家にある味噌と味比べをしました。

ほぼ同じ味の味噌になりました。

手前味噌の完成!

完成した味噌を小袋に分け入れて、初体験の味噌作りは完了です。

 

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出来上がった味噌の重さは、3.6kg強でした。

 

カビの繁殖を抑える為、冷蔵庫で保存。

 

そして翌日、味噌汁に入れて飲んでみました。

美味しい味噌汁でしたが、麹の粒が多く気になったので、もう一作業することに。

 

使用した機械は?

 

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フードプロセッサーです。

これを使ってみたいと思います。

 

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フードプロセッサー作動!

 

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フードプロセッサーにかける前

 

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フードプロセッサーにかけた後

見違えるようになりました。

スーパーで売っているような味噌に代わりました。

 

今回の味噌作りでの考察と検証。

大豆はもっと細かく潰した方が良いと思いました。

細かくするための機械も決まりました。

 

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ミートミンサーです。

15年以上前にウィンナーを作ろうと思い、購入した物です。

未だに未使用の状態です。

これを使って、大豆を細かくします。

 

検証

食品乾燥機を使っても、味噌を作ることができる。

もちろん、ヨーグルトメーカーも。

普通の味噌作りよりも、短時間で味噌を作ることが出来る事が、検証されました。

 

あとから調べたところ、麹菌は60℃で死滅すると書いてあったので、次回は50〜55℃の温度設定で、挑戦してみたいと思います。

納豆作りに買っておいた大豆もあることなので。

 

自家製味噌は仕込んでから完成まで、結構時間がかかります。

じっくりと時間をかけて作る味噌も美味しいと思いますが、もしも同じ味の味噌が短時間でできたらいいなぁと思い、今回は挑戦してみました。

 

時間があったので、ついでにホームベーカリーでパン作り。

 

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今日の一日が、皆さんにとりまして、最良の日となりますように。